歴戦の師匠でも号泣する

ひんやりした水曜の晩は焼酎を歴戦の師匠でも号泣する

例えば、地球に初めて来た宇宙人に「音楽家」のことを説明するなら、どうやって説明する?「事実」の雰囲気とか、いや、まずはこの世界のことから説明始めるのかもしれない。

風の強い火曜の夕暮れに料理を

本日の体育はポートボールだった。
少年は、ポートボールが苦手だったので、つまらなそうに体操服に着替えていた。
今日はきっと、運動神経のいいケンイチ君の活躍が目だつはずだ。
きっと今日は、運動神経バツグンのケンイチ君ばかり活躍するのだろう。
だとしたら、少年が思いを寄せている、フーコちゃんも、ケンイチ君が活躍するところを見るなるのだろう。
少年は「あーあ」とこぼしながら、体育の場へと小走りで出て行った。
だけどフーコちゃんは、ケンイチ君じゃなく、少年の方をチラチラ見てたことを、少年は気付かなかった。

気持ち良さそうに走る兄さんと穴のあいた靴下
わたしは、アレルギーで、コスメは当然使ってはいけないし、洗顔石鹸も使用できない物が多い。
どうしようもないので、フルーツや飲み薬の力に頼ってしまうのだが、長らく摂取しているのがコラーゲンだ。
緑茶に溶かして、毎日習慣にしているけれど、多少肌がつややかになった。
それに、実行してから効果が出るまで、即効性があったので、びっくりした。

息もつかさず泳ぐ家族と夕焼け

健診は、例年どこかしら引っかかる。
脈だったり、数値だったり、尿だったり。
胃の検査を発泡剤とバリウムを一杯飲んで受けてみて、検査結果をもらうと、がんの疑わしさが存在して、すぐさま、診断を指定の病院にて受けてください。
と印刷されてあったのには、あせった。
あせったそれに、怖かった。
即座に人に聞いた病院に診断されに車で行ったら、結局のところ、胃炎だった。
胃は元々うずいていたので、定期的な検査に引っ掛かったのはわかるが、言葉で自分の名前とがんの疑惑があると書き記してあったらおそろしかった。

気分良く吠える妹と俺
今日の新聞に、日本人女性の眉の移り変わりをテーマにした、興味深い解説が書き留められていた。
なるほど、と思えば、実に色っぽくも感じられるので不思議だ。
パッと見は、奇妙なものにも見えるが、その昔は既婚者である女性の証でもあるという。
真実が分かれば、次第に色気まで感じてくるので不思議だ。

余裕で口笛を吹く姉妹と気の抜けたコーラ

今考えると、学校へ通うようになってから高校まで熱心に勉強をしていなかった。
他の生徒たちが向上心を持って勉強していても、私は課題で出された内容を仕方なく行うといった感じだったように思う。
だけど、専門学校に入ってから私の好奇心をそそる分野の勉強に変わると、内容がどばっと入ってくるようになった。
そして、会社に入り、見習い期間を過ぎて本当の業務を任されると、今度は頑張って学習せざるを得なくなった。
楽しくないとか考える間もなく、どうしても知識を取り入れる時期が続いた。
このようなライフスタイルをしばらくすると、今度は学生時代にしなかった学習をやり直したいと考えるようになった。
そして、同じことを思っている人が近くに何人もいる。

どしゃ降りの休日の夕方はこっそりと
随分前、二十歳の時に、友達と3人で船に乗ってソウルにツアーに向かった。
行ったことのない韓国旅行で、ロッテホテルに1泊2日の滞在だった。
繁華街を散々歩いて、はしゃいでいたけれど、しだいに道に迷った。
日本語は、当然通じないし、英語も少しも通じなかった。
その時、韓国の男性が充分な日本語でメインの場所を伝えてくれた。
しばらく日本の大学に滞在して日本文化の学習をしたとのこと。
それがあって、安全に、良い海外見物を続けることができた。
最終日、駅で道を説明してくれたその人にたまたま出くわした。
「来てくれてありがとう」と言ってくれたので、3人ともこの国が好きになった。
いつも有給は韓国への旅が恒例だ。

陽の見えない日曜の夕方は椅子に座る

晩酌に、ビールを一人で飲むのが楽しみになっているけれど、最近はそのあとにワインも飲んでいる。
もちろん、その後に誰かと会うような仕事がない時に限るけれど。
実家を出ていた時に、マンションの近くで酒屋を見つけて、父の日も近かったので買ってみた。
私は若干見栄を張る癖があるので「1万円以上のプレゼント用ワインを探しています」などと話して。
実家に届けた、そのワインが一万円することを耐え切れずに話すと、父は気まずそうに「・・・うん、やはりそうだと思った!」と言ってくれた。
その他の感想はなさそうだった。
このことから、私はあまりワインの質にこだわらなくなった。
あー最高だと思えるアルコールだったら、金額や質にはこだわらない。

雨が上がった土曜の日没に料理を
いつものEくんからのメールの内容は、何を言いたいのか何も理解できない。
お酒が入っててもシラフでもよく理解不能だ。
そう思っていたけれど、彼が仕事の一環で書いたという、商品と募金についての書面を見せてもらった。
きちんとした日本語を書けるじゃん!とビックリした。

雨が降る水曜の明け方はひっそりと

ここ最近、子供が外で楽しまない。
暑いからか、室内で気にいった遊びがとってももらってふえたからか。
わずか前までは、大変運動場に行きたがっていたのに、近頃は、ある程度でも遊びに行きたがらない。
まあ、父親としては、全然困ることもないので、気にしてはいないが、だけど女親としては少しは気にしている。
けれど、暑くてきつい場所で遊ばせるのも心配だ。

悲しそうに跳ねる姉ちゃんと霧
石田衣良さんという作家さんに出会ったのは、愛ちゃんの家で。
愛がいない部屋というタイトルの短編がぎっしり詰まった小説本が彼女の部屋に置いてあったから。
古里の岩手の母さんが読んでいて、それを米や果物と一緒に箱詰めにして宅急便で送ってくれたとのこと。
当時はまだまだ文学界で知れていなかった石田衣良。
愛は普段手記や経済、ファッション誌などは買う。
しかし、所謂文庫本は読まないので、愛がいない部屋を私にプレゼントされた。
愛ちゃんの母親は何を思いながら、愛がいない部屋を手に取ったのだろうか。


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